一般社団法人 日本運動器科学会

理事長挨拶

一般社団法人 日本運動器科学会
理事長 竹下 克志

2022年7月より日本運動器科学会理事長を拝命いたしました自治医科大学整形外科の竹下克志です。世界中を混乱に陥れた新型コロナウィルスにより当学会も3年間にわたって学術集会の開催、そして理事会・委員会活動や学術研究、セラピスト研修事業などすべての活動に中止や延期を含めた影響を受けました。一方で日本が遅れていたデジタル活用が一気に拡がりつつあります。リハビリテーションなど対面が必須の診療を重視する当学会ではありますが、コロナ禍以前とは一線を画してDXを取り込むことで、より効率的で会員や役員の利便性が向上した体制を目指して参る所存です。

4月には日本医学会連合から“フレイル・ロコモ克服のための医学会宣言”が発出され、「80GO(ハチマルゴー)」運動が展開されます。当学会も基幹学会としてこの活動に全面的に参加して参ります。また関連学会の日本整形外科学会が100周年を迎えるにあたりビジョンが設定されました。“医療のチカラで「運動器」を支え、すべての人に自分で動ける生涯を。”です。これも日本運動器科学会の目的である“運動器科学に関する研究、および関係分野との交流の促進を図り、運動器科学の進歩普及に貢献し、もって国民の医療、保健、福祉の発展に寄与する”に合致したメッセージです。

新型コロナによる外出自粛とリハビリテーションの中断などでロコモ度が進行した方も多く、一般人でも運動器の重要性を自覚した方が増えている状況です。関連学会と連携しながら、設立目的に則った活動に一層取り組んで参りたいと思います。会員そして評議員の皆様のご支援・ご指導のほどよろしくお願いいたします。

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