![]() 西蒲田整形外科院長 阪本桂造
日常動作のなかで瞬間的に実施されている片足で立つというシンプルな動作を、力学的分析のもとに体系づけたのが開眼片足起立運動(ダイナミックフラミンゴ療法)である。
DF療法実施3〜6か月後の二重X線骨塩定量装置(DXA)による大腿骨頸部骨密度(Neck BMDg/cm2値は60%程度の人に開始前より増加する。また老健施設や介護施設入所者を対象にDF療法を実施したRandomized Controlled Trial調査で有意にDF実施群の方が非実施群より転倒回数が少なく、DF療法は大腿骨頸部骨密度の改善と転倒予防の両面を持った大腿骨頸部骨折予防に向けての優れた運動療法と考えられる。
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